おはんこ日記

映画の感想など

007/スペクターを見た

007/スペクターを見た。

 

007シリーズを見始めたのは、1年ほど前。

TSUTAYAで見つけたDVDのタイトル「スカイフォール」の響きの美しさに惹かれて「007って有名だし、1作くらい見てみるか」と思ってみた。
結果、ハマった。

内容はほとんど覚えていなくて、ハビエル・バルデム演じる悪役に惹かれた…ということしか覚えていない。(ひどい記憶力)

ザコンぽい人、好き。
共感されたことはない。


007ってアメコミ映画みたいなところもあるなぁ、と好感をもった。


その後見たカジノ・ロワイヤルも面白かった(豪華。意外な展開で最後まで飽きなかった)
悪役も格好良かった。神経質な男が血の涙を流すのが様になっていた。

その次に見た慰めの報酬は、珍しい国の風景が美しくて見ごたえはあったが、全体的には物足りなかった。
悪役に期待しすぎて、マチュー・アマルリック演じた役以外に真の敵がいると思ってしまって、勝手に期待外れに思った、というのもある(ただの勘違い)

 

そして、このスペクターという作品。
10月1日より公開の最新作の前作ということになる。

 

この作品で完結とみることも可能な作品であり、そう言えるだけのクオリティを持った作品でもある。



オープニングからものすごいスケールの映像を見せられて圧倒される。
メキシコの死者の祭りのカーニバル。
本当に1500人ものエクストラを使い、一人一人に衣装を用意し、仮装させるという豪華さ。
爆発する建物の迫力もすごいし、その後のヘリコプター上での戦いもすごい…

もう、見ただけでお金掛かっているのが分かる。
高級ブランド品を身に着ける贅沢、みたいな高級感を感じる。
高級ブランド品なんて身に着けたこともないけど…


その後も明らかにお金掛かってそうな、派手で見て楽しいシーンが幾つもある。
カーチェイスをしたり、飛行機で敵の車を追ったり、列車の中で戦ったり…
爆発も何度も…盛りだくさんで飽きさせない。

列車旅行でそんなに荷物持っていなさそうなのに、男はスーツ、女はドレスを何着も持ってきているのがすごい、とかどうでも良いことを思った。

 

悪役もなかなか良い。
クリストフ・ヴァルツという人が演じている。
やったことのスケールはでかいにも関わらず、動機はボンドに対する私怨という小ささ。
そういうところも好きだ。


最後まで盛り上げて落ち着かせないのが、007シリーズらしい。
しかし、今までと違い一応丸く収まったような形で終わっている。

 

ここからどう続くのだろうか?

新作を見る予定はしばらくないが、楽しみ。