おはんこ日記

映画の感想など

虚無(レゴシティ アンダーカバーでバスに乗る)

プレステ4でLEGO DCヴィランズをやっている。ちまちまやってやっと3割。
プレステ4ではYouTubeも見れる。最近、アマプラにも入ったので、映画やドラマなんかも見たいな、と思う。


しかし、ここ数日、私はプレイ途中のゲームもせず、YouTubeや映画やドラマも見ず、ただ一つのことをプレステ4を使ってしていた。


それは、レゴシティ アンダーカバーの世界で走っているバスに乗ること!

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このゲームでは、街をかなり自由に探索したり、好きな車に乗ってドライブすることができる。

自分で車を作ることもできるが、そこら辺を走っている車を奪って乗ることもできる。
車によっては後部座席があるものもあり、そこに乗ることもできる。
その場合、コンピューターキャラが運転手となる。

タクシーやリムジンに乗る場合は、自分で目的地を指定しないと動いてくれない。
しかし、バスの場合は、何も指定しなくても勝手に動いてくれる。

私はそのバスに乗って、連れて行かれるまま進むのを眺めることにした。
のんびり旅を楽しもうと思っていたんだけど、やっぱりコンピューターに身を任せるというのは、上手く行かないものだ。

今までは、100%プレイ率やプラチナトロフィーを得るために色々な目標をクリアしていっていたんだけど、そのときには、レゴといってもすごいリアルだなー、 現実の街にいるみたい、って思っていた。


バスに乗ってみると、現実の街ではないことを実感することが多くなった。
まず、思ったように旅が続かない。
ちょっとしたことで、バスは止まり、後ろにつづく車が溜まり、前からも車が来て進行方向を塞ぎ、にっちもさっちも行かなくなる。

仕方ないので、私は邪魔な車を運転手から奪って邪魔にならないところに移動させる。
さらに、現場作業員に変装をかえて、ドリルで邪魔な車を破壊する。
(現実ではありえない暴れっぷりだが、このゲームでは普通である。主人公は警察官だから許されているという設定…むちゃくちゃだね)

 

そうしてバスが動き出すのを待つ…のだが、それでも動かないときがある。
コンピューターが考えるのをやめてしまってフリーズしているのだった…

ドリルやショックガンなどでバスを少し破壊してやると、その刺激で動き出すこともある。
(現実にはありえない荒療治。その場合、天井のない青空バスになる)
それでも動かず、そのままエラーになってしまうこともある。
邪魔な車をどかしている間に、肝心のバスが消滅していることもある。

 

止まることはなくても、行き先はランダムなので、同じ場所をグルグル延々と回り続けることもある。

 

さらに、バスの周りの景色も不安定で、同じ人ばかりが歩いていたり、突然人が消えて誰もいなくなったりする。
バスが道路を走っていると、両脇の歩行者が狂乱状態で走り出し、でんぐり返しになるのが何人も続く。
バスに轢かれないようにプログラミングされた通りに動いている人たち。
主人公に理不尽に車を奪われても、文句ひとつ言わず、逃げていく人々。それも、突然消えたりする。


そういう、不安定な世界で、不安定なバス旅をする。
目的もなく、行き先もない。虚無の行為。
ただの時間の浪費である。
その時間で本を読んだり、映画を見たりする方が良い気がする。
(もっと良いのは部屋の片付けとかすることだろうけど、趣味の話)
ゲームするにしても、もう少し目的のあることをしても良い気がする。

 

でも、本当になんの意味もない行為、虚無でしかない行為をしたい、と思ってやったから、やっている間は満たされた。
というか、それ以外できない精神状態だったような気がする。


虚無が欲しいときもある、という自己発見。
疲れているのか?
大したことしてないのに疲れている自分が情けない。でも、ブログには私の普段の生活をほとんど書いていないから、私が大したことしているかいないかなんて誰も分からないだろう…

 

ついでに、写真をいっぱい撮ったつもりが、間違えて動画を撮ってしまっていたので、ブログに載せれなかった。
動画でも載せれば良いんだけど、なんとなく載せたくなかった。
(ブログには静止画でしょ!という謎のこだわり)

 

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いつでも邪魔な車をどかせるように現場作業員の変装になってドリル常備 。

 

 

バットマン マスク・オブ・ファンタズムを見た。

ダークナイトバットマンにハマったときに、実家の前のレンタルビデオ店で借りて見たことがある。
10年以上前の話。


最近、レゴのゲームをやっているときにDLCにこのストーリーがあったので、また見てみたいなと思って、見てみた。

 

 

 

レゴゲームだと可愛らしく仕上がっているのだが、映画はダークだ…

 

というか、これが子供向けアニメ映画で、アメリカではクリスマス公開だったのいうのが信じられない。
子供向け要素もクリスマス要素もない。
暗すぎ。重すぎ…
実際、コケたらしいが、ビデオはよく売れたらしい。

 

分かる。
この映画、すごい好き。

見たの10年以上ぶりだったけど、思い出した。
私、この映画、めっちゃ好きだわ。
今まで見たバットマン映画の中で一番好きかも。

 

1時間ちょっとしかないのに、すごく濃い。
大人でも全然問題なく楽しめるし、むしろ大人の方が楽しめると思う。

 

バットマンとはどういう存在なのか、何のために闘うのかを違和感なく説明しているし、それに伴う哀しみも描いている。
ジョーカーが登場するまでの前半部分は、ひたすら暗いし、地味で、バットマンもほとんど活躍しないし…
後半も暗いんだけど、ジョーカーの華が加わることで見やすくなる。


言うまでもない、バットマンの宿敵、ジョーカーであるが、ダークナイトや映画ジョーカーのイメージとは結構違う。
冷酷さが目立つ。親しみやすさは少なめで、同情もしにくい。

でも、ヴィランに親しみやすさとか同情要素なんかなくても良いんだな、って思える。
それくらい、この作品のジョーカーは魅力的だ。

 

マーク・ハミルも大好きだけど、今回は青野武さんの吹き替えで見た。
テンション高く、エンタメ性高い喋りで魅せる!

 

廃園になった遊園地という、ジョーカーにぴったりの場所で、いろんな仕掛けを仕込んでバットマンたちを迎え撃つ。
強いのかと思いきや、意外と弱いのが今作のジョーカー。
(弱すぎるわけではない)
弱音を吐いて降参しようとしたり、殴られて流血したりする。
そんな、悪役らしい冷酷さと、人間らしい弱さのバランスが最高に良い。



ジョーカーとは別に、今作ではファンタズムというヴィランも出てくるのだが…
その正体と結末は切ない…
子供向けなのに哀しい結末で締めたのが良い。

ぜひぜひ見ることを勧めたい作品!!

 

映画と同じシリーズのアニメも好き

ジョーカーも好きだけど、一番好きなのはトゥーフェイス!!

元ブルースの友人という、めっちゃ同情誘う設定だけど、見た目格好良いし、普通にヴィランとしても魅力的だと思う。
トゥーフェイスは間違えると、ただの酷い火傷した人みたいになってしまうけど、このトゥーフェイスは好きだ。

 

ゲーム中、好きすぎて、2人のトゥーフェイスを並べてみた。

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左側が通常版、右側がアニメ(TAS)版。
やっぱり右側が好み♪

最後はただ私の好きなヴィラン紹介みたいになってしまった。

 

私がNEWSにハマる10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 

はてなブログが10周年を迎えるようだ。

おめでとうございます。

 

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私もNEWS(ジャニーズ)を好きになって10周年になる!

チャンカパーナの頃から好きなので…

 

というわけで、なぜNEWSが好きなのかを考えてみた。

 

 

私はNEWSファン代表になれるはずもない人間だし、ファン活動もあんまり真面目にしてはいない。CD(全形態)やDVD(1形態だけ)は買うくらい。あとは気が向いたときだけ追いかけている。

 

それでも、10年好きでいるといろいろ思うことはある。
私の思うNEWSの魅力を10個並べてみる。

 

 

 

①顔が良い

 

初っ端から物議を呼ぶ理由だが、私は本気でNEWSの面々は顔が良いと思っている。

シゲ以外の2人は王道のイケメンではないし、特に自担の小山さんは色々言われがち…

しかし、私の好みど真ん中だし、きれいな顔だと私は思う。

 

 

 

②都会的で関東的

 

NEWSは喋り方が関東人らしいところが、関西人である私にとって惹かれるポイントだった。

笑いをとってナンボという感じがない。

 

褒めていない感じになっている…

NEWSメンバーはガツガツはしていないが、笑いは取ろうとする。取れないこともあるが…

 

別に関西人が嫌いなわけではない。関西人として関西人を好きになることはめっちゃあるし、関西のお笑いももちろん好きだ。

ただ、関東人らしいNEWSの雰囲気が私にとって惹かれるものであるというだけだ。

 

③曲が良い

 

曲に恵まれている。

いろいろな曲があって飽きない。

結構冒険していて、攻めた曲も多い。

 

 

 

④白が似合う

 

NEWSといえば白のイメージ。

4人で活動し始めた曲、チャンカパーナの衣装も白だし、WHITEというアルバムもある。

誰も現在のNEWSメンバーに対して純粋なイメージなんてもっていないだろうが、それでも白を背負っていこうとする気概が好き。

 

⑤衣装が好き

 

増田くんがコンサートの衣装担当をしてくれている。

やっぱり似合う衣装多いし、こう見せたいという意思が見えて面白くて好き。

 

 

⑥トンチキ歌でも全力

 

チャンカパーナやチュムチュムなど風変わりな曲も多いNEWS。

最近だとチンチャうまっか。

そんな曲でも本気で格好良さを追求してみせてくる大人たちであるNEWS。

トンチキとは一風違った感じに仕上がるのが好き。

 

 

⑦セクシーさを表現できる

 

どんな曲でも大人の本気を見せてくれるNEWSだが、その中でも一番すごいと思うのがセクシーさを出すときだと思う。

EMMAという曲があるが、一歩間違えれば面白い系になりそうだが、本気でこっちを落とそうとしてくるところに凄味すら感じるパフォーマンスをしてくれる。

今年の東テレ音楽祭でのスーツを着ていたり着崩したりしたのもサービス精神を感じた。

 

⑧ファン思い

 

NEWSのメンバー同士が仲が良いか悪いかは分からないが、確実に言えるのはメンバー全員ファン思いであること。

こんなに愛してくれるんだ…!!とびっくりする。

 

 

⑨少数派のファンにも優しい

 

ファンというのはアイドルを応援するもので、応援するには一定のスタイルがある(ように見える)

そこからちょっとズレてしまうと自信がなくなってしまう私のようなファンもいる…

 

でも、NEWSはそういう人の存在をちゃんと分かってくれている。

クローバーという曲を聴くと、どんなファンも取りこぼさずに愛したいという執念を感じる。

 

 

➉コンサートが良い

 

NEWSのファンへの思いが詰まっているのがコンサートだ。

私は3回しかコンサートにしか行ったことがないのだが…

 

最初のときは、あまりにもイメージ通りのNEWSがそこにいて感動した。

3時間以上も歌って踊っても喋って、ファンのことを第一に考えて動いているというアイドルのすごさを感じた。

 

京セラでのカウコンにも行ったが、NEWSが私たちファンを愛してくれていること、独占欲すら感じてくれているというのがただひたすら嬉しかった。

 

こないだのSTORY魂も良かった。

メンバーが脱退した悲しみをファンと一緒に噛み締めて、でも次の一歩を進んでいくんだよ、って言い聞かせるような…前よりもさらに一段大きくなったNEWSがそこにいた。

 

選曲や演出、衣装などからもメッセージ性が強くて、毎回NEWSファンでいることは間違ってなかった、と確認できる。

 

 

10個も理由書いたけど(企画に沿ったというのもあるけど)結局はNEWSを好きな気持ちに理由はないとも言える。

真面目でないファンなのであまり追いかけていないときもあるが、ふと見るとやっぱりNEWSは NEWSで好きな気持ちが溢れてしまうから戻ってくる。

そこに理由なんてない、と言える。

 

 

結論:はてなブログもNEWSも大好き(*´▽`*)

 

 

 

 

藁にもすがる獣たちを見た

TSUTAYAの新作コーナーで見て、絶対面白いやつ!と思って借りた。

 

見たらやっぱり面白かった。


複数の人間の騙し合いや蹴落とし合いみたいな話は好き。

あらすじ(公式HPより引用)

失踪した恋人が残した多額の借金を抱えて金融業者からの取り立てに追われるテヨン、暗い過去を清算して新たな人生を歩もうとするヨンヒ、事業に失敗してアルバイトで必死に生計を立てているジュンマン、借金のために家庭が崩壊したミラン。ある日、ジュンマンが勤め先のロッカーの中に忘れ物のバッグを発見する。その中には10億ウォンもの大金が入っていた。地獄から抜け出すために藁にもすがりたい、欲望に駆られた獣たちの運命は――。果たして最後に笑うのは誰だ!?

 

二転三転して展開が読めない。

多くの登場人物が死んでしまう冷酷な展開。
特定の登場人物を贔屓せずに、突き放してそれぞれの運命が描かれていくのが良い。

 

借金取りのドゥマン(チョン・マンシク)とか、最初はめちゃくちゃ恐ろしい人物に見える。実際、テヨン(チョン・ウソン)からはそう見えていた。
しかし、大金に翻弄されているうちに段々そこまででもない人物に見えてくる。
取り立てる金が見つからなければどうしようもない。

ヨンヒ(チョン・ドヨン)とかもそう、最初と最後の印象は結構違う。

結局、金を持っているか持っていないか、暴力を振るうことができるのか、暴力を振るわれるだけなのか、といったところで人間の強さや弱さは決まってしまうのだな、と思った。
同じ人物でも状況が変わってしまうと見た目から受ける印象すら変わってしまう…

 

ドゥマンの手下の何するかわからんような男みたいなのは別として、基本的に人間の強さというか格のようなものは持っている金で決まるような気がする。

金を持っている者は尊重されるし、持っていないものは軽く見て良いと人間は考えがち…
だから、自力で金を稼ぐことができない者に福祉が金を与えることは必要なのだと私は考える。
生きるためということもあるけど、人間として見なされるためには金が必要だ。

あと、人を信じてはいけないな、ということも再確認した。
特に金のない人間は、ないなりに持っていたごく僅かなものさえも奪われてしまうと取り返しがつかないから…

 

いろいろ考えてしまったが、とにかく面白かった。

水虫を完治したい、きれいなかかとになりたい

今週のお題「今月の目標」

 

 

サンダルの季節も終わるが、来年こそはきれいな足を晒せるようになりたい。

 

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かかとの皮が固くなる、皮むけ症状については、かなり長い間悩んでいたが、それが水虫だと気づいたのは今年に入ってからだった。


大学生だったころ、初めて水虫になったときは足の指の間に症状が出ていた。
皮がむけ、汁が出てかゆい、というのが症状だった。


当時住んでいた所の近くの皮膚科へ行ったが、そこの医師は話もほとんど聞かず「あぁ水虫ね」という感じで、10gチューブの軟膏だったかクリームだったかを4本処方した。
「症状のある個所だけじゃなくて足全体に毎日、治っても1か月間は塗ってください。1か月後にまた来てください」という指示だった。
なぜ足全体に塗らないといけないのか、理由がわからずモヤモヤしたが、指示通りにした。
割とすぐに症状は治まったが、それでも1か月塗り続けた。飽きっぽい私にしては頑張ったと思う。

1か月後、塗り切った達成感と自信をもって私は皮膚科を訪れた。
医師はそんな私に対し、淡々と再び4本薬を処方した。
「また1か月間続けてください。1か月後にまた来てください」という指示とともに…


私は心が折れてしまった。
数日間は薬を塗ったと思うが、1か月間は続かなかった。

 

 

それから、水虫はたびたび再発した。

最初のころとは違って、症状は足の縁にできることが多かった。


水疱が2、3個できて痒くなる。そのときにはOTC薬を買って対応した。
塗って数日で症状は治まった後、薬は塗らなくなった。 そうして、再発と寛解を繰り返した。

それとは別に、かかとは常に皮が分厚く、剥がれていた。
いつからだったか思い出せないが、10年以上前からだったと思う。
皮を剥くことが癖になり、たびたび酷い状態になった。
剥きすぎて足が痛くなることもあった。
でも、かゆみはなかったし、それが水虫による症状だとは思いもつかなかった。


今年の夏、いいかげんきれいなかかとでサンダルを履きたいと思い、フットケアグッズを買った。
そのときに調べたことで、自分のかかとの皮剥けが水虫によるものだと気づいた。

 

15年前に皮膚科でちゃんと薬を塗り続けていたら良かったなーと思うが、まあ仕方がない。
これから薬を塗り続けることにしよう。

 

(夏に決意したはずなのに、すっかり忘れてガサガサかかとのままサンダルを履いたこの数か月…)

数日前から、かかとに良さそうな薬を毎晩塗っている。
塗り続けたらきっと良くなるはず…

 

 

薬を塗ったら足がベタベタになるので、家にあったスリッパを履くことにした。
そうしたら2日でサンダルの片方が見つからない…自分の忘れっぽさが不安になった。
翌日、ダイソーで洗えるスリッパを買った。

 

とにかく、薬を塗り続ける。
少なくとも2か月+念のため1か月の合計3か月間は塗る。

 

15年来の水虫を完治したい。

 

 

007/スペクターを見た

007/スペクターを見た。

 

007シリーズを見始めたのは、1年ほど前。

TSUTAYAで見つけたDVDのタイトル「スカイフォール」の響きの美しさに惹かれて「007って有名だし、1作くらい見てみるか」と思ってみた。
結果、ハマった。

内容はほとんど覚えていなくて、ハビエル・バルデム演じる悪役に惹かれた…ということしか覚えていない。(ひどい記憶力)

ザコンぽい人、好き。
共感されたことはない。


007ってアメコミ映画みたいなところもあるなぁ、と好感をもった。


その後見たカジノ・ロワイヤルも面白かった(豪華。意外な展開で最後まで飽きなかった)
悪役も格好良かった。神経質な男が血の涙を流すのが様になっていた。

その次に見た慰めの報酬は、珍しい国の風景が美しくて見ごたえはあったが、全体的には物足りなかった。
悪役に期待しすぎて、マチュー・アマルリック演じた役以外に真の敵がいると思ってしまって、勝手に期待外れに思った、というのもある(ただの勘違い)

 

そして、このスペクターという作品。
10月1日より公開の最新作の前作ということになる。

 

この作品で完結とみることも可能な作品であり、そう言えるだけのクオリティを持った作品でもある。



オープニングからものすごいスケールの映像を見せられて圧倒される。
メキシコの死者の祭りのカーニバル。
本当に1500人ものエクストラを使い、一人一人に衣装を用意し、仮装させるという豪華さ。
爆発する建物の迫力もすごいし、その後のヘリコプター上での戦いもすごい…

もう、見ただけでお金掛かっているのが分かる。
高級ブランド品を身に着ける贅沢、みたいな高級感を感じる。
高級ブランド品なんて身に着けたこともないけど…


その後も明らかにお金掛かってそうな、派手で見て楽しいシーンが幾つもある。
カーチェイスをしたり、飛行機で敵の車を追ったり、列車の中で戦ったり…
爆発も何度も…盛りだくさんで飽きさせない。

列車旅行でそんなに荷物持っていなさそうなのに、男はスーツ、女はドレスを何着も持ってきているのがすごい、とかどうでも良いことを思った。

 

悪役もなかなか良い。
クリストフ・ヴァルツという人が演じている。
やったことのスケールはでかいにも関わらず、動機はボンドに対する私怨という小ささ。
そういうところも好きだ。


最後まで盛り上げて落ち着かせないのが、007シリーズらしい。
しかし、今までと違い一応丸く収まったような形で終わっている。

 

ここからどう続くのだろうか?

新作を見る予定はしばらくないが、楽しみ。

 

ネットに依存してしまう自分との(敗北ばかり)の闘い

ここ数年、ずっと悩んでいること…


ネットに依存してやるべきことができなかったり、落ち込んでしまったりするのをやめたい。

同じ過ちを繰り返してばかりいる自分がいいかげん嫌になったので、この場で今の状況を確認し、対策を考えたい。

 

 

1.Twtterをやめたこととその結果

今年、私のネット上での一番の変化は、Twitterをやめたことだ。

時間をたくさん使ってしまうことや見なくても良い情報が目に入って落ち込んでしまうことを何とかしたかったのだけど、対策をしようとしても自分に負けてばかり…
やめる以外に方法がなかった。

 

(1)Twtterをやめたメリット

時間は前よりもできたし、精神的にも前よりは良くなった。
Twitterをしていた頃はスクリーンタイムが週の平均で10時間を超えることもよくあったが、今は多くても6時間台で済んでいる。

私が卑屈なだけなのかもしれないが、Twitterの呟きを見るときに同時にRTやいいねの数が目に入ってしまい、呟きの内容よりもその数字で「強さ」や「正しさ」みたいなものを感じてしまっていた。
さらに調べるとフォロワーの数でも同じように「強さ」や「正しさ」を感じた。
圧倒的に多い呟きや人には勝てないな、と勝手に思ってしまっていた。

私自身は反論が来るような呟きはせず、無難な呟きを心掛けていた。
それでも、他の人のツイートを見てしまって、心が落ち着かなかった。
興味のある話題を見ているだけのはずなのに、いつのまにか心は荒んだ。

自分と同じ考えの人の呟きが全然いいねやRTを得られず、その反論である引用RTのコメントにたくさんいいねやRTがあると自分は間違っているのか? とか思ってしまう。
私の現実には関係しないようなことでも、「負けた」とか思って落ち込んでしまう。

馬鹿らしいと思っていても、Twitter自体をやめるまではそのことをやめられなかった。
Twitterをやめることで、自分でも馬鹿らしいと思っていた行いをやめることができてホッとした。

 

(2)それでも似たようなものを見てしまう…

Twitterをやめたが、他のものを見ているときにTwitterを見ていたときと同じような感覚に陥ることがよくある。
たとえば、はてなブログにもスターや読者数といった数字がある。
(このブログでは自分が我慢できないから消している。自分でどうにかできる余地があるのはTwitterより大分良い)

他のブログにもいいねや拍手といったものは大体あるし、読者やフォロワーの数が見えるものも多い。
はてなブックマークのコメントやYahoo!ニュースのコメントにもスターやいいねはある。

他にも知恵袋やがるちゃんとか…挙げだしたらきりがない。

そもそも数字なんか気にしなければよい話なのだが、嫌なことに色々遭遇してから過敏になってしまっている。
できるだけ見ないようにしているけど、見てしまう。

自分が支持できる意見にたくさんいいねが付いていたら満足して、もっと見たい、ってなってしまう。
逆に、自分が支持できない意見にたくさんいいねが付いていると何とも言えない嫌な気分になって、それを挽回しようと他の意見はないかと読み漁ってしまう。
結果、スマホiPadなどでネットを見ている時間が増えてしまう。

Twitterをやめることでマシにはなったが、結局何かしらのネット上の言葉を見ることに依存してしまっている気がする。
自己嫌悪する日も多い。このままではいけないと思う…

 

2.ネットに依存してしまう理由 

そもそもなぜネットを見ることに依存してしまうのだろうか?

 

(1)現実と自分に向き合いたくないから?

こないだこの記事を見て、私にとってのインターネットはこれなのかもしれない、と思った。

blog.tinect.jp

 

記事の中で「ゾーン」という言葉が出てくる。
「ほかの一切がどうでも良くなる」状態。

私もネットでいろいろ見ることで、ゾーンに入っているのかもしれない。

ゾーンに入れば現実を忘れられる。
つまらない自分や散らかった部屋のことを気にしなくても良い、というメリットがある。

(2)ネットでは解決することが多くあるが、現実ではそんなにない

現実よりもネットの方が優れている点として、ネット上ではよく物事が解決するといことがある。

いいねにしても、良いとされるものにはいいねが多くつき、結果として現れる。
マイナスボタンがある場合はその逆もある。
実際それが本当に良いのかどうかはともかく、一応白黒はっきりする。

世の中の困ったことに対しての解決策を教えてくれる人も多い。
「〇〇買ったら良いよ」とかも教えてくれる。


現実では、そもそも何が良いのかすらはっきり分からないことが多い。
何か行動を起こさなければいけないが、起こしたからと言って自分が望む結果が得られるわけではない。
(ごはん作ったけど、子供が食べなかったとか)
行動に起こしようのない、どうしようもないこともある。
(お金の問題とか)

それでも自分が良いと思う結果になることを信じて行動に起こさなければならない。

それが当たり前の大人のあり方ではあると思うが、逃げ出したくなる弱い自分がいる。
情けない話だが。

3.現実と向き合うために…

理由を考えたので、次は解決策を考えたい。

(1)自分に期待しない

ドレイが、ドレイであることを拒否し、同時に解放の幻想を拒否すること、自分が、ドレイであるという自覚を抱いてドレイであること、それが「人生で一番苦痛な」夢からさめたときの状態である

 

突然の引用。
最近読んだ「高校生のための批評入門」という本の一文である。
私は高校生ではないが、面白そうだったので読んでみた。
映画の感想をもっと批評っぽく書きたいという欲望があったのも読んだ理由。

 

 

その本の中で、竹内好という人が魯迅の思想について書いた文章の一部である。

私はこの文を見てこれだ!と思った。
この文のドレイを「ダメな人」に置き換えたら、私が目指すべき人物像になる。

毎日、やらなきゃいけないことが出来ず自己嫌悪に陥るダメな自分…そこを見たくないがためにネットに逃げてしまう自分…

もちろん、ダメなところを直す努力はしたい。
しかし、いくら頑張ったところで私は私以外のものにはなれない。
多少の改善はあったとしても、ダメ人間からの脱却はまず不可能だろう。

ダメ人間である自分を直視して、なおかつダメ人間以外のものになるという夢想を抱くことも拒否する、という魯迅のような強さが私に求められている。

そういう心の強さを持てば、ネットに逃げることもなくなるかもしれない。
夢想に逃げることがなければ、もっと自分を大切にすることもできるかもしれない。

(2)やるべきこと、やりたいことはなるべく早く

ネットをして自己嫌悪に陥るというのは、やるべきことや、やりたいことができないという理由が大きい。

やるべきことから逃げるのはまだ分かるが、やりたいことからすらも逃げてネットをしてしまうという謎のダメさがある。

ネットをしてしまい、やるべきことややりたいことができない時間が増えると、自己嫌悪が募る。
それを防ぐために、なるべく早く行動に移すべきだと思う。

やるべきこと、やりたいことを紙に書いてしまう。
それを順序は気にせず、やれることから始めてみる。
「動いている」状態を作ることが大事だな、と長年の失敗経験から学んだ。

最近はポッドキャストを聴くこともある。
耳から言葉を入れていたら文字を読む余裕はなくなるし、かつ聴きながら作業することもできるので良いな、と思う。
疲れたら、ヨガ用の音楽とかを聴く。

 

終わりに

ネットに依存してやるべきことができなかったり、落ち込んでしまったりするのをやめたい。

この気持ちは本物だが、何回も過ちを繰り返している。
それが嫌で今回振り返り、対策を考えてみた。


また私は誤ちを繰り返すだろう。
長い闘いになるのだろう。

それでも、挫けずに闘っていきたい。
数えきれない敗北の中でも、小さな勝利を重ねていきたい。

読んだことはない。