おはんこ日記

映画の感想など

バットマン マスク・オブ・ファンタズムを見た。

ダークナイトバットマンにハマったときに、実家の前のレンタルビデオ店で借りて見たことがある。
10年以上前の話。


最近、レゴのゲームをやっているときにDLCにこのストーリーがあったので、また見てみたいなと思って、見てみた。

 

 

 

レゴゲームだと可愛らしく仕上がっているのだが、映画はダークだ…

 

というか、これが子供向けアニメ映画で、アメリカではクリスマス公開だったのいうのが信じられない。
子供向け要素もクリスマス要素もない。
暗すぎ。重すぎ…
実際、コケたらしいが、ビデオはよく売れたらしい。

 

分かる。
この映画、すごい好き。

見たの10年以上ぶりだったけど、思い出した。
私、この映画、めっちゃ好きだわ。
今まで見たバットマン映画の中で一番好きかも。

 

1時間ちょっとしかないのに、すごく濃い。
大人でも全然問題なく楽しめるし、むしろ大人の方が楽しめると思う。

 

バットマンとはどういう存在なのか、何のために闘うのかを違和感なく説明しているし、それに伴う哀しみも描いている。
ジョーカーが登場するまでの前半部分は、ひたすら暗いし、地味で、バットマンもほとんど活躍しないし…
後半も暗いんだけど、ジョーカーの華が加わることで見やすくなる。


言うまでもない、バットマンの宿敵、ジョーカーであるが、ダークナイトや映画ジョーカーのイメージとは結構違う。
冷酷さが目立つ。親しみやすさは少なめで、同情もしにくい。

でも、ヴィランに親しみやすさとか同情要素なんかなくても良いんだな、って思える。
それくらい、この作品のジョーカーは魅力的だ。

 

マーク・ハミルも大好きだけど、今回は青野武さんの吹き替えで見た。
テンション高く、エンタメ性高い喋りで魅せる!

 

廃園になった遊園地という、ジョーカーにぴったりの場所で、いろんな仕掛けを仕込んでバットマンたちを迎え撃つ。
強いのかと思いきや、意外と弱いのが今作のジョーカー。
(弱すぎるわけではない)
弱音を吐いて降参しようとしたり、殴られて流血したりする。
そんな、悪役らしい冷酷さと、人間らしい弱さのバランスが最高に良い。



ジョーカーとは別に、今作ではファンタズムというヴィランも出てくるのだが…
その正体と結末は切ない…
子供向けなのに哀しい結末で締めたのが良い。

ぜひぜひ見ることを勧めたい作品!!

 

映画と同じシリーズのアニメも好き

ジョーカーも好きだけど、一番好きなのはトゥーフェイス!!

元ブルースの友人という、めっちゃ同情誘う設定だけど、見た目格好良いし、普通にヴィランとしても魅力的だと思う。
トゥーフェイスは間違えると、ただの酷い火傷した人みたいになってしまうけど、このトゥーフェイスは好きだ。

 

ゲーム中、好きすぎて、2人のトゥーフェイスを並べてみた。

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左側が通常版、右側がアニメ(TAS)版。
やっぱり右側が好み♪

最後はただ私の好きなヴィラン紹介みたいになってしまった。