おはんこ日記

映画の感想など

スパイダーバースを見た。

2018年公開のアニメ映画、スパイダーバースを見た。
(ネタバレあります)

スパイダーマン久しぶりに見たけど、あぁこういう感じだったな!って思った。
主人公は子供(高校生)で、子供の生きる状況の悩みが描かれる。
親しみやすい。

 

明るく親しみやすいながらに、身近な人がヴィランだったり、死んでしまったりするのでキツイな、って思ったりもする。
この作品でもスパイダーマンがあっさり死んでしまう。その後もう一人死ぬ。

その後主人公のマイルズがスパイダーマンを継ぐんだけど、一人でうまくいくわけではない。
時空の歪みにより他の世界からやってきたスパイダーマンたちがやってきて、元の世界に戻ろうと手を尽くしながら、マイルズが成長する手助けもする。

おじさんスパイダーマンや、日系の女の子とロボットのコンビのスパイダーマンや、豚のぬいぐるみみたいなスパイダーマン、白黒の探偵みたいなスパイダーマンがいて、にぎやかだ。
クラスメイトの女の子、グウェンもスパイダーマンだし…

そんなスパイダーマンたちに囲まれて、マイルズは悲しい出来事を乗り越えて、自分の持てる力を開放して、スパイダーマンになる。

 

王道といえる展開だけど、映像のきれいさとか、(コミック風の演出や壁の落書き…ではなくてグラフィティっぽい絵柄だったりする)飽きの来ない展開、マイルズが大人たちに見守られながら成長する様子とか…安心して楽しめる。

子供の頃に見たかったなーって思う。嫌なことがあっても自分に負けずに真っ当に生きよう!って思える。
私は今もだけど、子供の頃はひねくれ過ぎていたから…

 

色々なスパイダーマンがでてくるけど、ヴィランも多く出てくる。
メインはキングピン、あとはグリーンゴブリン、スコーピオン、トゥームストーン…
グリーンゴブリンが巨大モンスターみたいでびっくり。人間味がないけど「ノーマン」って呼ばれている…

私の一番のお気に入りはドック・オク。
その正体はオットーではなくオリヴィア・オクタヴィアスという女性。
最初アームを出して正体を現すシーンには興奮した。
女性ヴィランってかわいかったりセクシーだったりすることが多いけど、そうではないし、かといって醜いわけでもなく、ただ科学が好きすぎるマッドサイエンティストな女性っていうのが良い!
(別にかわいくセクシーなヴィランがダメってわけじゃなくて、そうじゃない人も良いよね、って話。元祖ドック・オクも原作では肥満体の中年男性だし…)
自分の興味に貪欲なところが好き。続編にまた出てきて欲しいな。

やっぱり、スパイダーマンは「親愛なる隣人」というだけあって、親しみやすくて好感が持てる。
バットマンの面倒臭さも好きだけど…)

 

スパイダーマン・ファー・フロム・ホームは見たし、なかなか面白かったけど、あんまり信用できなかった。
アメージングスパイダーマン2が救いないままで終わってしまったから、辛くて…

でも、ノー・ウェイ・ホームに過去のヴィランたちも出てくるようなので、絶対見ようと思っている。