風の向こうへ駆け抜けろを見て、中村蒼くんが好きだったことを思い出し、1月6日に放送された新春ドラマ、管理官キングを見た。
録画していたのを翌日に5分だけ見て、その次の日は30分、その後は一気に全部見た。
沢村一樹演じる管理官が主人公の推理もの。
人がたくさん襲われる(主人公の身内も)が、死ぬ人はほぼおらず、ほとんどが生き残る。
主人公は皆に呆れられながらも仕事は評価されていて、軽い文句を言われる程度で協力してもらっている。
中村蒼演じる息子との関係は複雑だが、それでも主人公の魅力は伝わってくる。
二転三転する展開、仲間も襲われて…犯人は誰だ?って気になって最後は一気に見た。
しかし…真犯人の動機が分かると一気に冷めてしまった。
ネタバレになるけど…
サイコパスって…
世の中にはサイコパスの人もいるんだろうけど、あんなところで猫の死体を解体(?)するか?
医師になれるくらいの頭脳があるんだから、もうちょっと常識人を装おって隠そうとすると思う。
世間に期待されるサイコパス像そのままで冷める。
主人公とのやり取りもパッとしなかった。
(俳優のファンだと嬉しいかもしれないが)
最後に主人公が犯人の父親に説教するのもどうなんだ?と思う。
犯人は成人しているのだから、父親の犯人の行為に対する責任を追及するのは違うと思う。
それに、母親や同級生が頑張って支えようとしても無理だったものが、父親の力でなんとかなったとも思えない。
(とはいえ、犯人のサイコパスは生まれつきでどうしようもなかった、とか、本人の努力不足だから、とかいう理由をつけて「お父さんは何も悪くない」とか言うのも違うかもしれないが)
まぁ、あそこは主人公が自分と息子との関係を考え直すという意図もあるから、父親に何か言う必要はあったんだろう。
父親が素直に昔のことを思い出して泣き出すというのは都合よいな、と思うけど。
サイコパス設定はどうかと思ったが、他は楽しめた。
テレビは家族と取り合いになるので、自分の見たいものを見るには時間を見つけて見るぞ!という気合が必要。
それでもやっぱり、見る価値はあるな、と今回2つのドラマ(風の向こうへ駆け抜けろとこれ)を見て思った。
テレビドラマにしても、映画をテレビで見るにしても、映像と音声でいろいろなものが伝わってくる。
そこから得られるものが人生の潤いになるような気がする。
それに、見よう!と気合を入れて時間を作ることで、生活にメリハリが生まれる気がする。
時間を有効的に使おうという意識が生まれる。
漫然とスマホで何か見ているのとは違う時間の使い方ができる…はず。
そういうわけで、1日数分でもドラマか映画をテレビで見ることを私の今年の目標にしたいと思う。