おはんこ日記

映画の感想など

風の向こうへ駆け抜けろ(ドラマ)を見た

大分経ちましたが…あけましておめでとうございます。

 

昨年、なんとなくテレビ欄を見て惹かれたドラマを録画していたのを、今年に入って見た。

NHKで2回にわたって放送された、風の向こうへ駆け抜けろというドラマ。

www.nhk.jp

(あらすじ)

中央競馬で騎手をしていた主人公だったが、一勝も出来ずに地方競馬、それも廃業寸前の厩舎に移動することになる。

そこでも一勝もできない主人公。さらに馬主とのトラブルでさらなる窮地に立たされる。
しかし、緑川厩舎の面々は奮起し、再生することになるのだった…

 

競馬のことは全然知らないけど、知らなくても大丈夫だし、爽やかな人間ドラマになっている。
最初は主人公も勝ってもいないくせに傲慢で嫌なヤツだし、周りの人間も意地悪だったり荒んでいたりとロクなことがない。
それでも、性的接触を求めてきた馬主に反撃したり、やる気のない調教師の過去に触れることで、主人公は変わっていく。

最初は主人公の厩舎の人たちだけだったが、その周りもどんどん良い方向に変わってきて…最後はほとんどの人が良い人になって感動の大団円を迎える。

 

現実は…厳しい勝負の世界、奮起してもなかなか勝つことは難しいし、皆が良い人になるというのもありえないと思う。
それでも、見ていてすっきりした気分になる。
人間を悪く書こうとしない姿勢が好きだ。

 

私はつい悪役や脇役に感情移入してしまうので、そこをどう描いているのかが気になってしまう。
このドラマはそこが私好みで好き。
フィクションは根は善人ばかりのお花畑でも許せてしまう…程度にもよるけど。

 

 

配役も豪華で、しかも合っていた。

見たのは緑川役の中村蒼目当てだった。影のある役が合っている。
主演の平手友梨奈は華がある。

剛力彩芽が馬主の愛人役で出ていたのがすごく良くて良い意味で衝撃だった。
けなしているんじゃなくて、本当に合っている役で、きれいだった。

似ているな…と思っていたら、地方競馬のライバル騎手役でDragon Ash降谷建志が出ていたのでびっくり。

 

上手い下手もあるけど、俳優は合っている役で活き活きした姿を見せてくれるのが一番良いと思う。

 

お馬さんも沢山出てきて、癒される🐎
人間って自分たちの楽しみのために馬を走らせて、時には傷つけて、勝手だなぁと思うけど、それでも信じて一緒に走ってくれるんだな。