おはんこ日記

映画の感想など

金田一少年の事件簿ドラマの感想(見た話だけ)

昔ドはまりしていた金田一少年の事件簿

山田くんが主演したドラマは毎週楽しみに見ていた。
成宮寛貴の高遠と山田金田一との関係が好きだったな。

その頃に比べると熱が冷めてしまい、ドラマも全部見れていない。
見てから感想を書いていたらいつになるか分からないので、見た分だけでも書きたい。

ちなみに私の見方は相当変なので参考にならないと思う。
(一番好きな犯人でも被害者でもない人物は巽龍之介なので…鬼火島殺人事件の犯人が一番好きで、被害者だと銀幕の殺人鬼の真田コージである)

 

FILE1 学園七不思議殺人事件

懐かしい!
原作に忠実にやるのかな、と思ったが動機は変えられていた。
時代が違うので仕方ないのは分かるが、犯人が良い人になっていたのが不満。

この事件の犯人は金田一では珍しいクズなのが他にはない魅力なのに…と思った。
俳優さんは演技力ある人だからクズ犯人の演技が見れる…!と楽しみにしていたのに残念だった。

金田一と言えばセクハラシーンというくらいスカートめくってパンツ見たり、のぞき見したり、セクハラ発言するシーンが原作には良く出てくるが、このドラマではそれが全く除かれているのが時代を感じた。
セクハラシーンは嫌だけど我慢しないといけないよな…とモヤモヤしながらずっと見てきたので、それがない金田一というのは不思議な感じしたけど、モヤモヤのない安心感があった。

 

再放送 悪魔組曲殺人事件

堂本剛版のドラマの再放送。みんな若い! 懐かしい…
嵐の中、崖でピアノを弾く天才音楽家とそれを見守る弟子たち、という謎のシーンがある(ピアノ傷みそう)
金田一お約束の不思議ちゃん系の女も出てくる。

動機は金田一お約束の誤解に基づく怨恨だったんだけど…
殺人する前にまずは話をしようよ、って思う…

 

FILE4 トイレの花子さん殺人事件

犯人役の人がちゃんと豹変ブチギレ演技を見せてくれて良かった。
原作だと犯人の妹の死因は焼死で、被害者は毒殺で即死なのにバランス取れていないのでは?と思っていたけど、ドラマでは妹は車に轢かれていた(即死かどうかは分からないけど)

 

FILE6 首狩り武者殺人事件

原作では飛騨からくり屋敷殺人事件というタイトルで、舞台は岐阜だったけど、ドラマでは神奈川だった。
なかなか雰囲気があった。ちゃんと征丸の生首もあった。

隼人がいない代わりに、もえぎが隼人の要素を引き継いでいる。
原作のもえぎの良さ(一族から少し引いて見ている感じ)は失われているのが残念だったけど、隼人の要素はあって良かった。

堂本剛版で山本太郎が演じた龍之介も良かったけど、今回のドラマの龍之介も良かった。
邪魔だったら家族だろうが殺る(毒殺で)という小心なクズっぷりが好き。
親に愛されず、認めてももらえなかったという寂しさが原因なのかもしれないけど、それにしてもやっていることが悪い。
それでも、愛してくれていた人がいるという救いのような絶望のような終わり方が好き。

 

 

私が金田一少年の事件簿を好きな理由の一つに、クズの描き方が好きというのがある。

救いなくクズでただ犯人に殺されるというタイプのクズも多いけど、学園七不思議の犯人や飛騨からくり屋敷の龍之介はクズでありながら人間の弱さを感じられ、見ている人も身につまされる部分がある。
そういう、どことなくクズに優しいところがあるのが、私が長く金田一を好きでいる理由の一つだ。推理全く関係ない理由だけど…

興味ある話だけ見てしまったけど、また他の話も見てみようと思う。