最近はアメコミ(というかDC)系ばかり見ているので、たまには名作的な映画を見たくなった。
最近は女同士の友情が流行っているので、これを選んだ。
夫に束縛されている主婦のテルマと、ウェイトレスとして働くルイーズ。
境遇は違うが、2人とも女ということで抑圧されながら生きている。
ただの気晴らしのはずだった旅行で起こった事件(レイプされそうになったテルマを助けるためにルイーズが男を射殺した)のために、2人の逃避行が始まる。
最初はルイーズに従っていただけのテルマも肝が据わり、2人の友情は強くなる。
最悪の状況に見えても、2人は最高に楽しい。
どこまで2人は旅を続けられるのか…?
…という感じで、時代を感じる部分もあるけど、全然古びていない部分もあって面白く観ることができた。
女が自由に生きることについて考えてしまった。
私は友達についてはコンプレックスがある。
「女の友情は最高」みたいな今の流行りは正直素直に喜べないところがある。
被害妄想なんだけど、友達いない人(=自分)がダメみたいに思えてしまう。
でも、「みんなで女の友情は最高って思おう!」という今の流行りが嫌なのであって、幸せそうな友達関係の女たち自体は素直に素敵だな、って思える。
テルマとルイーズは誰の目を気にすることなく2人だけで最高な時間を共有していて、良いなーって思った。